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夫婦関係で誤解が生じるのは避けられません。
言葉の解釈一つの違いで双方の思いに
誤解やズレが起こることは、
仕方のないことだと思います。
私の夫だから、妻だから、わかってもらえて当然。
そう思ってかかるととんでもない予想外のことが起こるものです。
もちろん問題が生じた時点で解決の努力をすべきですが
日々の生活に追われて後回しにしてしまうと
深刻なケースに発展してしまうことがあります。
夫婦関係には、思い込みとか馴れ合いという
危険要素が常に横たわっていることを
忘れてはなりません。
「これぐらいのことがわからないの?!」
「何年一緒にいるんだよ。そこはわかってるはずだろ」と
自分の価値観で向かっていくと、ますます、事は複雑になってしまうのです。
無理に相手の心をこじ開けようとすると、
事態はもっと悪化してしまい、
更に険悪になることもあります。
そうなった後で、「また幸せになるために改めて向き合いましょう」と
言ったとしても、すでに極めて難しい事態になっていることもあります。
お互いに傷つけ合っているからです。
もし、自分のほうが相手より傷ついていると思っていたしたら、
夫婦はずっと平行線のままでしょう。
性格とか、言動などがきっかけで夫婦間の問題が起こると
思われがちですが、これは間違いです。
夫婦がそれぞれ、何を優先してきたか。
その価値観で決まってしまうのです。
夫婦は大きく分けて、以下の2つの傾向に分かれます。
・夫婦の関わり合いを最優先し、常に夫婦のコミュニケーションが
絶えないカップル。
・日常の活動や仕事、子供の世話や勉強などが中心。
夫婦としての関係が常に希薄で会話がないカップル。
この違いは結婚当初は少しの差しかありませんが、
5年後、10年後にもなると、ありえないほどの差がついてしまうのです。
夫婦関係には、テクニックや方法論や正論はまるで通用しない、
と思ってかかったほうが得策です。
人生の中心は夫婦です。
相手を変えようとする前に、自分が価値観を転換させることです。
配偶者には「真心」と「誠意」だけが通じると信じて疑わないことです。
どんな誤解もいつかは解けるし、いつかはわかってもらえると
受け止めることです。
ただ、今はそのタイミングではなく、時がまだ来ていないだけです。
いつか可能になる、そういう時期は必ずくると信じましょう。
そのために一番しなくてはいけないこと。
それは今からでも、価値観を転換して取り組んでいくことです。
今年の年末までに夫婦最優先のゴールを立てましょう。
2016年が終わる時、一年を振り返ってみてどんな自分が
そこにいますか?
今年は、あまり子供の勉強もみてあげられなかった。
ママ友の付き合いも家事もあまりできなかった・・・。
でも、かつてないほどに夫婦として向き合えた、
夫婦関係を深め、味わいを感じることができた。
振り返れば他のことはできずにいたけど、たったひとつ
夫婦関係だけは自分史上最高の結果を出せていた。
もしそうなれば、
これは人生最高の1年だ!
と言えるのではないでしょうか?
今がどんなに苦しくとも、誠意と真心をもって
行動したものは必ず、後になって返ってくるものです。
それが夫婦の原則です。
真心を、あなたが信じ貫き通す勇気があれば、
きっと相手にもそれが伝わります。
そして、子供たちもそれをそのまま教科書として学びとることでしょう。
問題は人生の終わりまで何が最重要かに気づかずに、
目の前のことに追われて終わってしまうことです。
さあ、今から自分の価値観を転換させる努力を初めましょう。
小川陽子