幸せな結婚生活を送るために

結婚しない男女が増える一方で、離婚件数も近年になって増えています。一時期のピークは過ぎましたが、2011年の統計では23万5719組となっており、その年の婚姻件数(66万1895組)と比較してみると、実に婚姻件数の1/3に当たるカップルが離婚していることになります。
特に近年の特徴として、熟年離婚が大幅に増えているという傾向があります。厚生労働省の調査結果によると、同居期間が20年以上の夫婦の離婚件数が1980年では1万882件だったのが、2009年では4万96件と、この30年間で約4倍に増えています。

ひと昔前に比べると、今は結婚するのも難しくなり、またその結婚を維持して最後まで二人で人生を添い遂げることも難しくなっているのです。
こう考えると、今の日本の社会で“婚活”がブームのようになっていることや、九州大学で開設された「婚学」という教養セミナーに、定員の5倍の学生が殺到したことも当然のことと感じます。

むしろ、人生にとってこれほど大切な“結婚”という内容に関して、しっかりと教えてくれる場が今までなかったことが不思議なくらいです。
この章では、今まで誰も教えてくれなかった「幸せな結婚生活を送る秘訣」や「結婚が私たちの人生にどんな意味があるのか」を、統一原理の観点から説明したいと思います。